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看護師の単発派遣バイトは実際どう?3種類の介護施設で働いて分かったこと

療養病棟時代から続けている単発派遣バイト。小規模多機能型、リハビリデイ、ショートステイで経験した仕事内容や難しさを紹介します。

わたしは療養病棟で働いていたころから、休みの日に看護・介護系の単発派遣バイトをしています。一日だけ施設へ行って働く仕事です。最初は、知らない場所で一人で働くことが怖く感じました。数年続けるなかで施設ごとの違いを知り、病院以外の働き方も考えられるようになりました。今回は、経験した施設のうち3種類に絞って紹介します。

この記事の内容
  1. 最初は、知らない場所で一人で働くのが怖かった
  2. 単発派遣バイトを始めた理由
  3. アプリで応募して、働くまでの流れ
  4. 小規模多機能型で経験した仕事
  5. リハビリデイサービスで経験した仕事
  6. ショートステイで経験した仕事
  7. 3種類の施設を比べると
  8. 「看護師の単発」でも、看護の仕事とは限らない
  9. 初めての施設で難しいと感じたこと
  10. 単発バイトをしてよかったこと
  11. 求人を選ぶときに見ていたこと
  12. まとめ

最初は、知らない場所で一人で働くのが怖かった

単発派遣バイトは、多いときには月3〜4回していた時期もあります。今は月1回くらいのペースで、ときどき働いています。

実際にさまざまな施設へ行ってみると、雰囲気も仕事内容もまったく違います。病院とは違うペースで動きながら、看護師や介護職が必要とされている職場がいくつもあることを、経験として知ることができました。

これまでに、小規模多機能型、有料老人ホーム、デイサービス、リハビリデイサービス、グループホーム、ショートステイで単発勤務を経験しています。すべてを書くと一つひとつが浅くなるため、この記事では小規模多機能型、リハビリデイサービス、ショートステイの3つに絞ります。

派遣会社や地域、勤務先によって、応募方法や仕事内容、条件は異なります。ここで紹介するのは、わたしが利用した派遣会社と、実際に勤務した施設での体験です。

単発派遣バイトを始めた理由

きっかけは、周りの知り合いから、副業として施設などで単発の仕事をしている話を聞いたことです。看護師にも一日単位で働ける仕事があると知りました。

それまで病院以外で働いたことがなかったため、「ほかの職場を見られるのは面白そう」という気持ちがありました。それでお金ももらえるなら一石二鳥ではないか、という好奇心と、お小遣いがほしい気持ちから始めました。

アプリで応募して、働くまでの流れ

仕事は派遣アプリで探していました。まず登録時に面談があります。わたしの場合、事前研修のようなものはなく、面談が済んだあとは、アプリ内で行きたい求人に応募する形でした。

求人一覧から条件に合うものを選んで応募し、勤務が決まったら連携される業務内容書を確認します。当日、何も知らないまま施設へ行くわけではありません。ただ、業務内容書だけですべてが分かるわけでもありませんでした。

服装や持ち物にも指定があるため、それに従って準備します。交通費は支給されましたが、施設によっては「片道いくらまで」と上限が決められている場合もありました。

時給や日給は、派遣会社、地域、施設の種類によって幅があると思うため、この記事では具体的な金額には触れません。気になる場合は、実際の派遣アプリや求人サイトで、住んでいる地域の募集内容を確認してください。

小規模多機能型で経験した仕事

小規模多機能型は、わたしが勤務したなかで「また行きたい」と思えた施設です。

仕事内容は、おむつ交換、トイレ介助、食事介助などの介護業務全般でした。トイレ掃除やテーブル拭きといった仕事もあります。介護枠で入っていたため、看護師として医療処置をすることはありませんでした。

忙しかったのは、食事前の時間帯です。食堂への移動介助とトイレ介助が重なるため、慌ただしくなります。これは、ほかに勤務した施設でもよく経験しました。

勤務先によって、自分以外の看護師がいる場合と、いない場合がありました。わたしが勤務した施設では、職員のなかで看護師が一人ということもあり、介護職と比べると看護師の人数は少なめでした。

初めて勤務したときに、特別に戸惑ったことはありませんでした。マニュアルがきちんと管理され、業務内容の説明も丁寧だったからだと思います。何をすればよいかが最初にはっきりしていると、初めての場所でも負担は小さくなります。ただし、派遣スタッフへの説明や指導の体制は、施設によって異なります。

リハビリデイサービスで経験した仕事

勤務したリハビリデイサービスは、午前と午後の二部制でした。朝、送迎で利用者さんが来ます。体操とリハビリを行い、お茶を配り、それぞれの状態をノートへ記録して、送迎で帰宅してもらう。これを午前と午後で繰り返します。

午前の勤務で一連の流れが分かるため、午後は同じ流れで動けました。わたしの主な仕事は、リハビリの介助です。マシンを使う施設だったため、利用者さんがきちんと使えているかを見ていました。

看護枠で勤務しましたが、その日に医療処置を行った記憶はありません。正確な人数は覚えていませんが、職員3〜4人、利用者さん20〜30人ほどだったと思います。特別に忙しかった記憶はありません。

働きやすいと感じたのは、自立している方が多かったからだと思います。介助する場面が少なく、見守りと声かけが中心でした。身体的な介助の負担という点では、今回紹介する3つのなかでいちばん軽かったです。

ショートステイで経験した仕事

仕事内容は、食事介助、トイレ介助、服薬介助などです。食器洗いやトイレ掃除といった仕事もありました。ここでも介護枠で勤務したため、介護業務全般を担当し、医療処置は行いませんでした。

ショートステイは利用者さんが入れ替わるため、大変そうだと思われるかもしれません。ただ、わたしは単発で勤務していたこともあり、入れ替わり自体を特別に難しいとは感じませんでした。常勤の職員であれば、また違う感覚があると思います。

急性期のように患者さんの入れ替わりが多い職場を経験していたことも、戸惑いが少なかった理由かもしれません。

印象に残っているのは、自立度の高い利用者さんが多かったことです。わたしが勤務した施設では、ほかの施設と比べて介助する部分が少なく感じました。

3種類の施設を比べると

今回紹介した3施設を、わたしが実際に担当した仕事で比べると次のようになります。施設全体の一般的な仕事内容ではなく、単発勤務した日の一例です。

筆者が単発派遣で経験した3施設の比較
比較項目小規模多機能型リハビリデイショートステイ
応募した枠介護枠看護枠介護枠
主な仕事排泄・食事などの介助、掃除リハビリ介助、見守り、記録食事・排泄・服薬介助、掃除
医療処置なし勤務日はなしなし
印象説明が丁寧で、また行きたいと感じた見守り中心で介助負担が比較的軽かった利用者さんの自立度が高く、介助が少なく感じた

「看護師の単発」でも、看護の仕事とは限らない

今回紹介した3つの施設では、いずれも医療処置をしていません。小規模多機能型とショートステイは介護枠での勤務だったからです。リハビリデイサービスは看護枠でしたが、勤務した日は医療処置がありませんでした。

単発求人には、看護師として施設へ派遣される仕事もあります。ただ、今回紹介した仕事は、内容としては介護業務が中心でした。

看護師資格を対象にした求人だからといって、必ず医療処置を担当するわけではありません。応募前に、看護枠と介護枠のどちらなのか、実際に何をする仕事なのかを確認することが大切です。

初めての施設で難しいと感じたこと

いちばん困ったのは、マニュアルがほとんどない施設に当たったときです。業務内容を丁寧に教えてくれる施設もあれば、そうでない施設もあります。

説明が少ないと、何をすればよいのかが分かりにくくなります。手が空いても、勝手に動いてよいのか判断がつかず、落ち着かない時間になりました。

分からないことがあれば施設の職員へ聞きますが、その方たちも業務中です。聞きたいタイミングですぐに声をかけられないこともあります。

単発派遣という立場では、どこまで臨機応変に対応してよいのか迷うことがあります。施設内の物品の場所や、利用者さんの日常生活動作も把握できていないため、状況に合わせて動くことが難しいのが正直なところです。

単発バイトをしてよかったこと

普段の職場ではできない経験ができることが、いちばん大きなよさです。病院で働いているだけでは、小規模多機能型やリハビリデイサービスのなかがどうなっているかを見る機会は、ほとんどありません。

単発勤務を通して、病院以外にも看護師資格やこれまでの経験を活かせる場所があると知りました。この経験は、あとに有料老人ホームへ転職するきっかけの一つにもなりました。

もう一つ個人的によかったのは、行ったことのない駅や場所へ、交通費の支給を受けて行けたことです。仕事のついでに知らない街へ降りる感覚が、少し気分転換になっていました。

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求人を選ぶときに見ていたこと

わたしが実際に見ていたのは、給与面と、まだ行ったことのない種類の施設かどうかの2点です。給与が安すぎず、これまで行ったことのない施設や土地であれば、経験として見てみたいという選び方をしていました。

正直なところ、マニュアルの充実度や実際の業務量は、行ってみないと分からない部分があります。まれに、応募後に「マニュアルを熟読してください」と資料が送られてくる場合もありました。ただ、このような施設は多くありませんでした。

細かな資料が届くと安心材料になる一方で、「かなり厳しい施設なのではないか」と身構えたこともあります。

まとめ

施設によって、仕事内容も職員体制も本当に違います。マニュアルが整っていて動きやすい施設もあれば、何をすればよいのか分かりにくい施設もありました。勤務してみないと分からない部分がある、というのが正直なところです。

一方で、普段の職場ではできない経験を、一日単位で試せることは単発バイトのよい部分でした。わたしにとっては、病院以外の職場を知り、有料老人ホームへの転職を考えるきっかけにもなりました。

看護師向けの求人でも、介護枠で医療処置を行わない仕事があります。試してみる場合は、仕事内容、応募する枠、持ち物、交通費などを確認し、自分が対応できる仕事かを判断してから応募するのがよいと思います。

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