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看護師の転職前の職場見学で見るポイント|実際に見学して入職を決めた経験から

約10か所を職場見学した経験から、スタッフの雰囲気、人員配置、夜勤体制、設備、研修など、転職前に見て聞いたポイントを紹介します。

転職活動では求人票を何度も読みますが、そこで働く人たちがどのように過ごしているかまでは見えてきません。わたしはこれまでに約10か所を職場見学し、最終的に今の職場へ決めたのも見学したときでした。ここでは、わたしが何を見て、何を聞き、どう判断したのかを紹介します。見学できる範囲や案内方法は職場によって違うため、一つの体験として読んでください。

この記事の内容
  1. 求人票だけでは職場の雰囲気まで分からない
  2. 見学へ行く前に質問リストを作った
  3. 職場見学当日の流れ
  4. 最初に見たのはスタッフと職場全体の雰囲気
  5. スタッフ同士のやり取りで見ていたこと
  6. 患者さん・入居者さんへの接し方も見た
  7. 見学で質問していた4つのこと
  8. 給与や休日は見学前に確認した
  9. 今の職場に決めた理由
  10. 見学して選ばなかった職場もあった
  11. 職場見学だけでは分からなかったこと
  12. 見学後は条件と雰囲気を分けて判断した
  13. 職場見学で確認したいチェックリスト
  14. まとめ

求人票だけでは職場の雰囲気まで分からない

何か所か見学するうちに、条件が似ている職場でも、実際に行くと雰囲気がまったく違うことが分かりました。規模や給与、仕事内容がほぼ同じでも、建物へ入った瞬間に感じる空気が違うことがあります。

この違いは、求人票を読んでいるだけでは分かりません。わたしが職場見学を大切にしていた理由は、実際の雰囲気を自分で感じたかったからです。

ただし、短い見学時間で職場のすべてが分かるわけではありません。見える範囲には限界があることを前提に、それでも判断材料を一つ増やす機会として考えていました。

見学へ行く前に質問リストを作った

見学前には、聞きたいことを書き出した質問リストを作っていました。当日はそのリストに沿って質問します。

何か所も回っていると、その場の流れで話が進み、帰ってから聞き忘れに気づくことがあります。確認したいことを手元に用意しておくと、職場ごとに同じ項目を聞きやすくなります。

質問していたのは、人員配置、夜勤体制、設備、入職後の研修フローなどです。服装は、スーツほどかしこまらず、私服になりすぎないオフィスカジュアル程度にしていました。職場によって受け止め方は違うと思いますが、相手から見て不適切にならない服装を意識していました。

職場見学当日の流れ

わたしの場合、見学の申し込みは転職エージェント経由でした。自分で直接動こうとしたこともありますが、最終的には見学へ行きませんでした。日程調整まで任せられることは、働きながら転職活動をするときに助かりました。

当日は、職場の担当者が案内してくれます。約10か所を回ったため役職までは正確に覚えていませんが、施設長と思われる方や、人事を担当しているような方が案内してくれました。

所要時間は1〜2時間ほどで、職場によって異なりました。短時間でひととおり回って終わるところもあれば、時間をかけて詳しく説明してくれるところもありました。

最初に見たのはスタッフと職場全体の雰囲気

見学で最初に目が向いたのは、スタッフの様子、職場全体の雰囲気、スタッフ同士のやり取りです。設備や建物の新しさよりも、まずここを見ていました。

自分が入職したときに毎日一緒に働くのは、その場にいる人たちだからです。設備が整っていても、困ったときに声をかけにくい環境では働きづらいと思っていました。

見学中に見えるのは一部分だけですが、その短い時間でも、自分がそこで働く場面を想像するようにしていました。

スタッフ同士のやり取りで見ていたこと

見ていたのは、やり取りの内容と温度感です。必要な情報を淡々と伝え合うだけなのか、それ以外にも自然な声かけがあるのかを見ていました。

業務連絡だけの職場と、それ以上のやり取りがある職場では、短い時間でも伝わってくるものが違いました。わたしが特に気にしていたのは、「困ったときに声をかけやすそうか」という点です。

これは、働き始めてから毎日影響する部分だと考えていたため、見学中にできる限り確認していました。

患者さん・入居者さんへの接し方も見た

もう一つ見ていたのが、スタッフが患者さんや入居者さんへどのように接しているかです。強い口調で話していないか、言葉遣いや態度はどうかを見ていました。

見学者がいる日に、普段どおりに働いているとは限りません。それでも、日常的な接し方が不意に表れることはあると思っています。

文章では伝わらない態度や空気感を自分で見られることは、職場見学だからこそ得られる情報だと感じました。

見学で質問していた4つのこと

質問リストへ入れていたのは、主に次の4項目です。

人員配置では、日勤帯のスタッフ数や看護師数を聞きました。人数が分かると、一人あたりの負担をある程度想像できます。

夜勤体制では、1フロアの人数、担当する人数、巡視時間、夜勤帯の大まかな業務、休憩室の有無などを確認しました。夜勤は生活への影響が大きいため、必ず聞いていました。

設備については、記録が手書きなのか、スマートフォンやタブレットを使うのか、業務を効率化する仕組みがあるかを確認しました。実際に働き始めてからの負担に関わる部分です。

最後は入職後の研修フローです。入職後にどのような流れで仕事へ慣れていくのかを聞きました。手順が分からないまま働き始めることへの不安があったためです。

  • 日勤帯の人員配置と看護師数
  • 夜勤の人員配置、担当人数、巡視、休憩環境
  • 記録方法や業務を支える設備
  • 入職後の研修フロー

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給与や休日は見学前に確認した

給与、休日、その他の条件は見学先へ直接聞かず、事前に転職エージェントへ確認していました。その情報を受け取ったうえで、見学へ行きたい職場かどうかを判断していました。

自分から対面で給与の話を切り出すことには、正直なところ気まずさがあります。間に入って確認してもらえたことは、転職エージェントを使って助かった部分です。

ただし、優先順位の高い条件に認識の違いがあると困ります。気になる点は口頭で確認するだけでなく、雇用契約書などの書面に書かれた内容も自分で確認することが大切です。

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今の職場に決めた理由

約10か所を見学し、今の職場へ決めた理由ははっきりしています。スタッフ同士が淡々と業務だけをこなす雰囲気ではなく、連携の取り方が上手で、関係のよさが伝わってきたからです。

サポートをお願いしたいときに、声をかけやすそうな雰囲気がありました。施設では看護師の人数が病院ほど多くないため、何かあったときに周囲へ頼れるかどうかは大きな部分です。

条件面は見学前に分かっていたため、最後に確認したかったのは働きやすさでした。見学したその場で、「ここなら働けそうだ」と思えたことが決め手になりました。

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見学して選ばなかった職場もあった

反対に、見学したうえで選ばなかった職場もあります。雰囲気が重く、業務だけをこなしている印象が強く、笑顔が少ないと感じた職場は見送りました。

ただし、その日はたまたま忙しかった可能性もあります。数時間を見ただけで、その職場のすべてが分かるわけではありません。この印象だけで「悪い職場」と断定できるものでもありません。

それでも、自分がそのなかで毎日働くことを想像したとき、引っかかりが残るなら無視しなくてよいと思っています。ほかにも選択肢があるなら、比較したうえで判断できます。

職場見学だけでは分からなかったこと

見学で分からなかったこともあります。いちばん大きかったのは、夜勤の実際の感覚です。夜勤中の職場を見学するわけではないため、人員配置や仕事内容を質問できても、実際の雰囲気までは事前に確認できませんでした。

夜勤の感覚が分かったのは、入職して実際に働いてからです。それでも、人員配置、担当人数、巡視や休憩について聞いておけば、入職後のギャップを減らす材料にはなると思います。

職場見学には限界があります。見て分かることと、質問で補うことを分けて考える必要がありました。

見学後は条件と雰囲気を分けて判断した

わたしの場合、条件面はエージェントを通して見学前に確認していました。そのため、見学時に残っていた主な判断材料は職場の雰囲気でした。

条件が自分の希望に合っていることを確認し、最後にその場で見た雰囲気から働けそうかを考える。この順番で判断していました。

迷った場合は、聞きたいことを整理してエージェントへ相談する方法もあります。わたしも、確認したい内容を担当者へ相談していました。

職場見学で確認したいチェックリスト

わたしが実際に見たり、質問したりした内容をまとめると、次のようになります。すべてを見学中に確認できるとは限りませんが、質問リストを作るときの参考にしてください。

  • スタッフ同士がどのように声をかけ合っているか
  • 困ったときに相談しやすそうな雰囲気があるか
  • 患者さん・入居者さんへの言葉遣いや態度
  • 日勤帯のスタッフ数と看護師数
  • 夜勤の人数、担当人数、巡視、休憩方法
  • 記録が紙か、スマートフォン・タブレットか
  • 見守りセンサーなど業務を支える設備があるか
  • 入職後の研修がどのように進むか
  • 見学前に聞いた待遇と、契約書の内容が一致しているか
  • 自分がその職場で毎日働く姿を想像できるか

まとめ

約10か所を見学して感じたのは、求人票が似ていても、職場の中身は違うということです。わたしは主に、スタッフ同士のやり取りと、患者さん・入居者さんへの接し方を見ていました。

質問したのは、人員配置、夜勤体制、設備、研修フローです。給与や休日などの待遇は、見学前に転職エージェントへ確認していました。

今の職場へ決めたのは、スタッフ同士の連携が取れていて、サポートを頼みやすそうな雰囲気があったからです。一方、見学で見えるのは一部分であり、夜勤の感覚など、入職しなければ分からないこともありました。

職場見学だけですべてを判断することはできません。それでも、文字で読むことと実際にその場へ立つことでは、受け取れる情報が違います。見学前に質問を整理し、自分の目で確かめる価値はあると思います。

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